No.18 タイミング

3月にインフルエンザに罹り、咳がもう2ヶ月も続いています。病院を三ヶ所廻りましたが今のところ異常無しとのこと。「じゃあー、この咳は何」と云いたいのですが・・・・・・・・。

年を取ったのかもしれません。若い頃には考えられないことを頻繁に体感させられています。肩こり・頭痛・目眩・手足の痺れ・立ち眩み・異常な汗・物忘れ・腹回りの肥大化・頭髪の異常な薄さ等々々です。なんという現実なのでしょう。一生付き合っていかなければならないのでしょうか。憂鬱になります。

この症状はたった一つの場所を除いて、止め処無く襲ってきます。まったく「シャキ」っとしないのであります。家庭でも職場でも大会会場でも無くなりません。気持ちの持ちようで多少の症状の緩和はあるものと思っていますが・・・・・・・。
いろいろな方がこのホームページをご覧になっているようですので、お目に留まった方がいらっしゃいましたら、なにか咳が止まるアドバイスをお願い致します。

一昨年の十二月、第十二回ヨネックスカップ国際インドアにおいて、鮮烈な日本デビューを飾った中華台北の「王・趙組」は、いままでのソフトテニスの常識をいとも簡単に覆してくれました。後衛と前衛の分担作業・雁行陣としての独特の戦法・プレーヤーによる偏った技能等が、一瞬にして吹き飛んでしまいました。あれから1年と6か月いまだに自分自身のハッキリとした結論を出せずにおります。
優れた理論を持つ若い友人ともディスカッションしましたし、尊敬している指導者とも意見交換を済ましたのですが、いまだにあの「王・趙組」の力強さそしてリズムいや「タイミング」に答えを見出せずにおります。昨年、第13回国際インドアに中華台北のチームが来札いたしましたが、失礼ながらレベルが違いすぎました。(しかし優勝しましたが)
声の出すタイミングと、声の掛け合いのタイミングそして声が止まった後の待球姿勢時の身体の動かし方のタイミングが妙に印象に残っています。そこに何かがあると思っているのですが・・・・・。

勿論、戦法も徹底していますし、ネットプレーの技能もありますし、グランドストロークの力もありますが、なにかしらそれだけで「あの力強さ、あのテンポ良いリズム」は生まれてくるはずは無いと思っています。
どうか迷える子羊いえ大羊をお救い下さい。どんなことでも構いません。中華台北のダブルフォワードに対するご意見をお持ちの方、「sgust2005@yahoo.co.jp」(私の個人アドレス)へメールをいただければ幸いです。

佐藤 順一

 

症状の出ないたった一箇所の場所とは、ホームである大学のテニスコートです。
不思議なもので駐車場に車を置き、第2体育館前を通り、坂を上ると気持ちが晴れ晴れとしてくるのです。二つ目の小さな坂を上り、木々の中からコートが視界の中にしっかりと入ってくると、背筋が伸び、もう一人の自分が歩き出しているように感じるのです。全国のどこの場所に行っても得ることが出来ない感覚なのです。このとき、言いようのない幸福を感じ、「さあ、神聖なる場所」へと思う自分がそこに居るのです。
信じられないでしょうが、本当のことなのです。

人間の心そして身体とは不思議ですね。

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