No.23 春季リーグ戦

近年になく厳しい戦力で臨んだ「第39回北海道学生春季リーグ戦」でありましたが、
梅根監督の的確なアドバイスと新田主将を中心とした見事な戦いぶりで、7年連続18回
目の優勝を決め、6月22日から開催される東京都体育館での全日本大学王座決定戦への
出場を確定させました。
ご支援いただきました。ご父兄の皆様・卒業生の皆様・大学関係者の皆様・ミズノ株式
会社の皆様そして昨年からお世話になっておりますコンディショニングトレーナーの皆様
に対し、心から感謝とお礼を申し上げます。
4年生の小松陽平が気力でシングルスの牙城を死守し、コツコツと学内下位から這い上
がり、いまでは学内トップの力を持つ4年・3年ペアの能田貴大・南部慎介が全勝で、危
機に瀕した我が大学を救ってくれました。凄まじい気迫と築き上げた技術に裏づけされた
見応えのあるプレーでありました。
しかし我が大学は最高峰の部となるための大切な部分である、選手からの正確な体調や
精神状態そしてペア間にある課題等の報告が十分になされていないような感じがします。
次のスケジュールや練習内容そして練習ゲームのペアや大会のペアの決定は、選手の精
神状態・体調・出来等の正確な報告で決まるのです。ですから精神状態はどうか・体調は
どうか・どのような出来であったか・技術の問題点はどこか・戦術面での理解度はどうか
・ペアとのリズムは合っているか・ランニングは何キロ何分で走っているか等を正確に伝
えてくれなければ次のステップに行くことは難しいのです。
監督やコーチは一緒に居て練習をしたり、会話をしたり、電話等で様子を聞いて次のス
テップを考えていくのです。つまり練習への取り組み姿勢や感じ方またいろいろなペアと
組ませてみての、リズムの合い方等で、次回何を取り組ませるかを決定するのです。
選手からの感想や総括が無ければ前に進むことができないのです。

また、一部の生徒は生活リズムをかなり崩しているものも見受けられます。
何故「札幌学院大学」に入学したかを忘れてはなりません。
高校時代は良くも悪くも、それぞれの学校と家庭の決まりに縛られ、一定の生活リズムが
確定されていたはずです。しかし大学に入学すると新たに自分のリズムを構築しなければ
なりません。多様な仲間が多様な生活リズムを持ち、それぞれに構築しようとしていると
しているのです。この生活リズムの構築という作業を抜かしてしまうと、心と身体のバラ
ンスが一挙に崩れてしまうのです。
自分のベストの生活リズムを早く確定し、勝負の世界中心に前進していかなければ、全
国にいるライバル達に遅れを取ることになります。友人達に悪気がある者はいないのです
が、それぞれ目的・目標が違う以上、生活リズムが違うのだということを互いに理解しな
ければなりません。目的・目標が違う人たちの生活リズムに合わせていたら、大変なこと
になることだけは明白ですね。乱れた生活が続くと正常に戻ることが難しくなります。
ようするに将来性のある素晴しい選手が消えていくことになるのです。残念ですが過去
崩れ去っていくのを何人か見てきました・・・・・・・・・。
仲間達に「こいつはソフトテニス中心にしっかり生きているのだ」と思ってもらうこと
が大切なのです。「本気で取り組んでいるのだ」と思ってもらえることが、全ての意味で
大切になってくるのです。自己管理こそが目標達成の原点です。これが将来大きな意味を
持つことになります。
特別なことが無い限り早く寝ることです。そうしなければ身体に疲労が蓄積され怪我が
多くなります。プライベートで遊ぶ時も早くスタートし、早く終えとにかく早く寝ること
が大切です。ランニングも欠かせないですね。自分との闘いです。何キロを何分でと決め
、自ら決めた日程をしっかりやりきることです。そこで自分の現時点での弱さと強さを自
覚できることになります。

梅根監督も社会人になってからも朝練習を継続し、何度も北海道選手権を獲得したので
す。自分で決めたことを、自ら破り、学業や練習・トレーニングをサボったときはソフト
テニスの神様と自分自身が見ています。罰がくるのは明白ですね。自己が崩れていくので
す。悲しいことです。
仲間と共に自分の好きなソフトテニスを頑張れることが最高なのです。自分の夢に向か
って前進できることが、素晴しい人生なのです。
いざ王座へ!                            佐 藤

参考までに「勝負訓話」を!

一生懸命やった人だけしかわからないことがある。これが大切。
努力の継続ができる事が最大の才能である。これこそが成功の秘訣。
大学に入学し、4年後には戦場に飛び込むことを考えたら遊んではいられない。
大学の4年間を歯を食いしばって続けて頑張ったことが、次のステージでプラスになる。
いろいろなことがあり、継続することを妨げてくるが続けることが大切。
何回勝ったかではなく、どのように勝ったかが大切。勝つ前のプロセスが大事。
競技スポーツは誰にも負けない強い闘争心が必要。精神面でちょっとでも油断したり、ひ
るんだりすると負けに直結する。
絶対成功させるという強い意志や気持が必要。「できる範囲内で」などと云っていると甘
えが生じて半端になる。志を同じくする少数の仲間達と共に「一点突破」を図ることが成
功の秘訣。
あるチャンピォンの言葉「私は強豪の同じ相手に2 度勝ったが、今でも技量においては相
手のほうが私よりも上だったと思っている。しかし、気迫において彼は劣っていたために
私に敗れたのだ」」
人に負けたくないと言う心意気が技術を向上する。
「負けたくないという気持ちで、自分だけの技を磨く。」
「負けたくない この心意気 技伸ばす」

「成せばなる  成さねばならぬ  何事も  成らぬは人の  成さぬなりけり」

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