No.26 王座

皆さんお元気ですか。北海道は三寒四温を繰り返し、ようやく春らしくなって来ました。18日(土)からようやく外のコートで打ち出しました。
春季は来月15日・16日・17日で、例年通り旭川市営コートです。王座は6月12日・13日・14日で、これも例年通り東京都体育館です。
学生6名は今日から梅根監督とともに早稲田大学へ練習試合そして19日静岡での全日本クラブ選手権出場に向けて新千歳空港を飛び立ちました。一緒に行きたかったであろう残った部員達の想いそして全国各地に居るOB達の思いを胸に堂々と正攻法で闘ってきて欲しいと願っています。
「流石に鍛えられている」というソフトテニスをして貰いたいのです。
卒業生の2名から素敵なメールを貰いました。彼等の心の中にある王座への想い、そして母校への真摯な想いを感じ取ってやって下さい。

 

「 王    座 」

春季を迎える学生へ。

春季、王座に向け日々励んでいるかと思います。
まずは春季です。春季で出せないものは王座で出せるはずがありません。技術、応援ともに。

王座への一歩ですが、何事も最初の一歩が難しく、勇気がいります。
重要なのはチーム札幌学院大学に自分がなにをしなければいけないのか?なにができるのか考えて実行すべきということです。個人個人やるべきことはもちろん違います。

いかに技術で勝っていたとしても心がつながっていなければなんの感動も生まれません。

各学年の団結、学生全体の団結、そして監督、総監督、コーチ、OB、父母、学生が団結したチーム札幌学院大学を作り出せることを祈っています。

結束こそ力、団結こそ宝だと思います。

平成19年3月卒業  畠山 航

「 王    座 」

私が卒業して早くも1年が経ちます。あと1ヶ月も経てばまた新しい学生が入学し、春季、そしてあっという間に王座です。駄文になると思いますが、社会人1年目の感想と、これから王座を目指す学生への思いを綴らせていただきたいと思います。

初めに社会人1年目の感想はというと、厳しいけど楽しいといった1年でした。厳しいことがあるたびに、「この壁こえたら何かが見えるはず!」と考え、何とか1年目を乗り越えることができました。そう考えることができるのも、札幌学院大学で沢山のことを教わったからだと思います。特に、自分に強くなることと組織の中でどう生きるかを教わったからだと思います。それを教わった総監督を初め、梅根監督、沢山のOB、先輩後輩、8人の素晴らしい同期、札幌学院大学ソフトテニス部の全てに感謝しています。

学生へ伝えたいことは沢山ありますが、王座を目指す上で私が一番大切だと思うことを伝えたいと思います。日本一を目指す上では技術を磨くことはとても大切ですが、それ以上に大切なことがあると思います。それは「チーム力」です。技術力で名門大学を上回るのはなかなか難しい事かもしれませんが、チーム力で上回ることは十二分に可能です。私は札幌学院大学ソフトテニス部の武器はそこにあると思います。

一人一人が心の底から日本一を目指し、今の自分にできることを考え、「チームのため」に行動する。試合に出る部員も出ない部員も関係なく、全員がそれぞれに1つも欠けてはいけない大切な役割を担っています。一人一人の力が、日本一になるために必要な力です。全員がその役割に気付き、全力でやりきることができた時に生まれる力こそ「チーム」力なのだと思います。一人一人が札幌学院大学の一員であるという自覚とプライドを持ち、その大きな力を生み出し日本一へ立ち向かって欲しいと思います。

私はこのチーム力、チームで戦う素晴らしさを、同期の新田主将(当時)に確信させてもらった気がします。毎年王座へ行き色々な経験をさせてもらいましたが、私が4年生の時の王座での中京大戦は忘れもしません。新田は2つ後輩の本永とペアを組み出場しました。相手は横江・宇治。その試合で新田がボレーを決め右腕を観客席に突き上げた瞬間身震いがしました。私は選手としての成績も皆無であり、プレーができない時期があったりと、複雑な気持ちになった時期もありましたが、その瞬間そんなことは無かったかのように吹き飛びました。一緒に戦っている、これがチームだということを確信させてもらいました。喜びも悔しさも同じく感じさせてもらいました。今ではそう感じることができたことを嬉しく思います。そしてその思いを共感することができた仲間は一生の宝物です。王座を目指す学生にはこの思いを共感できるまで全員でやりきって欲しいと思います。そして大切な宝物と共に日本一を手に入れて欲しいのです。

とめどない文書になり申し訳ありません。自分の思いを文書にしようと思うと沢山のことが浮かんできてなかなかうまくまとめることができませんが、少しでも学生の参考になればと思い書かせていただきました。社会人1年目は仕事に打ち込む1年でありましたが、最近自分が仕事のことばかり考え、つまらない人間になってきているのに気づき、できるだけテニスをする時間を作るようにしています。毎週土曜と日曜は地元の小学生のテニス教室に参加させていただいていますが、小学生にテニスを教えるのはなかなか難しく暗中模索の日々です(笑)。これからは札幌学院大学ソフトテニス部で学んだことを生かし、公私共に充実した日々を送れるよう精一杯日々を過ごしたいと思います。そして、後輩達からの朗報が届くのを楽しみに待っています。

平成20年3月卒業  馬場啓太

 

相変わらず厳しい経済環境が続いています。自らの身と自分の家族は身体を張って守っていかなくてはなりません。どんな状況にも対応できる強い意思と行動力が求められる時代となったのです。いまこそ鍛えられた人間力と素晴しい仲間達を思い出して下さい。
これからの人生の全ては、自らの心の中にあります。
それではまた。                       佐藤

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